こんにちは、ハタオカSEです。
都立中の入試を考えている人は、”私立併願”について検討されていると思います。
合格して実際に通うかどうかは置いといて、練習(いわゆる前受け)として受験される方も多いかと。
でも「どこを受けたらいいのか分からない」というのが正直なところだと思います。
偏差値の表とか、この学校受けるならこの私立がおススメ!とか書いてありますが、いまいちピンと来ないんですよね。
私は受検の約1年前から、適性検査型入試を行っている私立中について調べました。そしてとにかく通える範囲の学校は全て見学に行きました。
学校の見つけ方としては、一番信頼している声の教育社の本を使いました。
同様の本はたくさんありますが、圧倒的にこちらが情報量が多く良い内容です。
個人的に給食有無(学食も)が載ってるのが好きですね。給食大事!!
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この本に載っている「新タイプ入試」に〇が付いている学校が対象となりますが、全部が全部適性検査型入試では無いので注意が必要です。
例えば、芝浦工業大学付属中・かえつ有明等が新タイプ入試に〇がついていますが、独自色の強い入試であり、適性検査型の入試とは全く異なります。
私は自分の中で
「子供が適度に緊張感を持って、2月3日にベストな状態で臨めるように」
という事を意識して、私立併願の受験スケジュールを綿密に立てました。
ひたすら調べて、学校訪問をしまくって・・・という毎日でしたので、他のお母さん方よりはかなり知識を持ったと自信があります。
かなり自信のあるスケジュールでしたので、是非どなたかのご参考になったら嬉しい・・・!と思ったので、思い切って公開します。
- 1/11(水) 埼玉浦和実業学園中(埼玉)
- 1/22(日) 昭和学院中(千葉)
- 2/1(水) 開智日本橋中(東京)
- 2/2(木) 桜丘中(東京)
- 2/3(金) 本命の都立中
あれ、あの私立併願で有名な学校が無い?と思われる方もいるかもしれません。
私は適性検査型入試を導入しており、かつ通える範囲の学校は網羅するレベルで学校訪問しました。(23区西側や八王子多摩エリアの学校は通えないので見に行ってません)
行ってみると、なんかしっくり来ないなぁ・・・イマイチだなと思った学校もありましたので、そこは思い切って除外しています。
(もし××中を除外した原因は何ですか?等の質問がありましたら、コメント欄でご質問下さいね)
では1つずつ、なぜこのスケジュールになったのか説明していきます。
- 1/11(水) 埼玉浦和実業学園中
首都圏で一番入試が早いのが埼玉です。埼玉で適性検査型をやっている学校は少ない&距離的に行けるのがこの学校だけでした。
そんな消極的な選択から選んだ学校でしたが、学校説明会は授業体験はとても内容が良く、好感が高かったです。先生の話も面白かったですね。
2023年の入試では、2回適性検査型入試がありました。1回目は適性検査ⅠとⅡで、2回目にはⅢがプラスされました。
2回チャンスがあること、合格者を多く出すため倍率が低い(1~2倍)ことから「自信をつけるため」を目的として受験してみることをおススメします。
もし1回目がだめなら2回目を受けることが出来るのもメリットが大きいです。
2回受けられる、と思うと心に余裕も持てますので、まさしく練習にぴったりです。
特待合格枠もあります。また、合格証に各大問の得点率が表示されるので、自宅での振り返りも出来ます。我が家は特待枠で合格出来ましたが、適Ⅱの大問1がゼロ点ということが分かり・・・家で解きなおしました。
合格の自信と、ゼロ点でのやり直しにより気の引き締めが出来て良かったと思います。 - 1/22(日) 昭和学院中
千葉の前受け校です。千葉は埼玉より多くの学校が適性検査型入試を導入していたので、ここ以外にも複数校見学に行きました。一番気に入ったのがこの学校でした。都立両国中の校長がここの校長を務めており、積極的に学校改革に取組んでいる印象でした。コースが複数あるのも面白いと思いましたね。我が家は通うことになった場合、サイエンスコースを選ぶ予定でした。校舎も綺麗で明るかったです。入試科目は適性検査Ⅰ、Ⅱです。倍率は埼玉より高く、3~4倍ほど。
注意点としては、特待合格が期待出来ないこと・1月中に”入学金延納料金”として3万円を振り込んでおく必要があることです。もし入学する場合は、都立中の合否当日に入学金から3万円引いた残りを振り込みます。 - 2/1(水) 開智日本橋中
ここは、”適性検査型入試を導入している都内私立の中でもかなり偏差値が高い”部類の学校となります。学校はわりと都心にあり、そのため校舎が狭い・校庭が無いというマイナス点はあるものの、バカロレア教育に取り組んで生徒の主体性をかなり重んじている、良い学校でした。学校説明会や授業体験、生徒による学校案内等に参加しましたがどれも良い内容で長男も気に入っていました。入試科目は適性検査Ⅰ、Ⅱです。
注意点としては合格者がとても少ないため倍率が非常に高い(7倍以上)・適性検査型入試は2024年2月が最後になることです。
我が家は私立併願の本命としていましたが、不合格でした。長男にとって、唯一の不合格校となりました。塾によると、例年かなり優秀な一握りの人しか合格しないそうです。長男は普通に全問題そこそこ解けた、と言っていたのでかなりの高得点でないと合格は難しそうです。 - 2/2(木) 桜丘中
こちらは完全ノーマークの学校だったのですが、塾より勧められて受けました。理由は「かなりの確率でS特待で合格することが期待出来る。都立中前日に自信を付けるためにも、受けてはどうか」とのことでした。
長男は前日の開智日本橋中の不合格にダメージを受けていたので、これは本当に塾の勧めるように受けて良かったです。
合格しても進学する予定は無かったのですが(もし本命の都立中にご縁が無かった場合、千葉の前受け校に進学する予定でした)桜丘は入試科目として適性検査Ⅰ~Ⅲ全てがあったので、良い練習にもなりました。
またただの合格でなく、S特待というのも本人の自信になったようです。明らかに自信が満ちてきている様子でした笑。
「前日に合格をして、自信を付ける」ということは、とても大きな意味があるんだな、とその様子を見て感じました。
ちなみに桜丘は2/1も2/2も適性検査型入試があります。長男の友人は、2/1で合格が出ても練習として2/2も受験していました。
”本命の都立中にご縁が無かった場合、公立中に”とお考えの方もいると思います。
が、実際に進学するか否かは置いておいて、「本番慣れ」と「自信を付ける」ために私立受験することを、私は強くおススメします。
まだ小学生である子供達には、親が思っている以上にこの2つは大きな意味合いがあるんだな、と子供の様子を見て感じたからです。
他にも都立中関連の記事を書いています。Twitterもやってます。日常の呟き多めです。