ハタオカSE -現役母親システムエンジニアの生きる道-

働くおかんシステムエンジニア、略してハタオカSE。 意識高くいうとワーキングマザーな現役Salesforceエンジニアです。エンジニアとして働く・働きたいという女性に勇気を1ミリでも与えることを目標に、リアルな体験を記録しています。子の入学に伴い都立中の情報も記録中。Twitterもやってます。

中学受験で我が家に効果てきめんだった、インセンティブ制度のはなし。程よくご褒美を利用しよう【中学受験の体験談】【親サポートほぼ無し】【親の管理無し】

こんにちは、ハタオカSEです。

 

こちらの記事の続きを書いていきます。

hataokase.com

上記の記事でも書いたように、我が家は中学受験の勉強について親の伴走や管理、サポート等は殆どしていません。

 

その代わり、親だからこそやれると思い、取り組んだのが

インセンティブ制度の導入

です。


まずは、何に対してインセンティブを与えてか、ですが
塾で行われて、偏差値(順位)が出るテストを全て対象としました。
教科は特定せず、全教科の総合を見ました ※都立の場合は一教科だけ強くても仕方ないので


e塾の場合は、学年問わず月に一度必ず「学力判定テスト」(学判)と言われるテストがあります。その月に習った範囲に対してのテストです。※長期休みの講習がある場合はタイミングがずれます
範囲が決まっているので、ちゃんと復習しておけばある程度の点数は取れるテストです。
一度、現役都立中生という方にTwitterで「学判の結果は意味がない。適性検査ではないから」と言われたことがあるのですが、親として定期的に・客観的に判断出来る材料は学判くらいです。

それに、月に一度の範囲が決まっているテストで良い点数を取れない子が、適性検査で良い結果を残せる訳がないと思うんですよね・・・だから、気にしなくていいと思います。

学年が上がると共に、合否判定等のテストもあります。それもすべて対象にしました。


次に具体的にどういう制度を導入したのか、失敗もまじえて書いていきます。

  1. うまくいかなかったインセンティブ・・・それは
  2. 自由を与えるというインセンティブ
  3. とにかくテンションが上がるインセンティブ

 

それでは1つずつ説明していきます。

  1. うまくいかなかったインセンティブ・・・それは

    まずは失敗してしまったインセンティブです。

    それはずばり、 お金  です。
    一番分かりやすいのがお金なので、まずはそれをやってみたのですが・・・。
    例をだしてみると
    順位が上位10%なら1000円、5%なら2000円
    という形です。あくまで例なのでお子さんの目指すところで変えて下さい。一番下のラインは頑張れば”届く”範囲に設定してください。
    大人なら一番喜びそうですが、子供って割とすぐ「貯める」選択をしてお金を使わないんですよね。
    貯める っていう行為にはゴールが無いので、よっぽどの目的貯金が出来るお子さんでなければ、響かないかと思います。我が家もそうでした・・・。

  2. 自由を与えるというインセンティブ

    これはそこそこに効果がありました。
    端的に言うと、「一定の偏差値をキープしているなら、親は口出ししないよ」というものです。
    以下、我が家の実例です。
    偏差値65↑:勉強に関しては一切何も言わない。信頼してるから自由にしていいよ。
    偏差値60↑:塾の宿題をしているか、解き直しをしているかは口頭で確認するよ。
    偏差値:59↓:ゲーム禁止。(Swtich,IPadを隠します)勉強の状況も実物を見て確認。
     ※偏差値のラインは志望校やそれぞれの塾に合わせて変えて下さい

    メッセージとしては、「親にやいやい言われたり、自由を制限されるのが嫌なんだったら、結果をちゃんと出しなさい」という事です。
    特に管理されるのが嫌な子には効果のある方法かと思います。
    我が家の場合、小6で偏差値60を切ったことは2回ありましたが、その次のテストでは60超えてくるようになりました。よっぽどゲームがしたかったのかと思います笑。

  3. とにかくテンションが上がるインセンティブ

    最後に紹介するのが、我が家では一番効果のあった方法です。
    内容はシンプル。
    「偏差値の1単位に応じて、子供がテンションが上がるものをプレゼントする」だけです。
    もちろん高額なものはNGで、お財布に痛くないものにしましょう。
    例として我が家の場合は、これでした。

    一番効果があったインセンティブ、ポケカ
    ポケモンカードです。
    偏差値60超えた場合に、その末尾の数字と同じ数だけパックを取っていいという仕組みにしました。例えば偏差値が63なら3パック、65なら5パック取れます。1パックは通常の物だと180円なので、財布的にも優しいです。
    ※インセンティブラインはそれぞれご家庭で設定してください。頑張れば届く範囲で設定することを忘れずに
    この仕組みの良い点は、偏差値を1でも高くしたい、という気持ちに繋がることです。
    偏差値1上がればインセンティブに反映されますからね。

    我が家の場合はカードパックでしたが、お子さんが興味があるもの・普段積極的に与えていないものにするのが良いと思います。

    例えば女の子ならキラキラした可愛い文具・スマホを持っている子だったらLINEスタンプ・あまり普段買ってもらえないチョコエッグ等の食玩・ゲームセンターでUFOキャッチャーにトライ出来る回数など・・・とにかくその子にとって、テンションが上がるものがいいですね。

我が家は、この2と3の方法を取り入れました。

このインセンティブ制度を導入してから、学判前だけ自主的に勉強するようになりました。
息子にしてみると、”月に一度の宿題範囲が決まっているテスト(学判)で、偏差値65を取ればゲームし放題だしカードパックも貰える!!”という状態なんですから、そりゃ勉強しますよね。範囲が決まっているから勉強もし易いですし。

それまでは塾の宿題しかやらなかったので、たった月1のテストの前だけとはいえ、自主的に勉強する姿には感動しました(大げさ)

とはいえ、月に一度のテストの範囲を復習してテストに臨む、というのは学習の定着化に繋がったと思います。


今回の内容は、かなり我が家の具体的な話を書かせて頂きました。

少しでも中学受験の参考になれば幸いです。

 

ご意見や質問など、コメントもお待ちしております。

 

Twitterもやっています。


他にも中受関連の記事を書いています。

hataokase.com

hataokase.com

hataokase.com